先月からの出来事。その1
あけましておめでとうございます(かなり遅いわw)。
今年もよろしくお願い致します。
いやぁ、今年は色んな事がありまして。
先ずは仕事の話から。
今年から、転職しまして。
1月31日付けで、この場所を離れました。
今思えば、3年前。
2013年の3月上旬。
息子が産まれて、同時期に整体師として独立しようとしたが意外と経営ノウハウも実践力も行動力もない事に気が付き、ダメダメだった自分を救ってくれた場所でした。
とりあえず家族にメシくわせなきゃ…と思い、色んな所を当たった結果、ココが見つかり、開業の勉強がてらオープニングスタッフとして関わることになったのです。
内装工事でホコリだらけの中、本当に、イチから準備から始まりました。
初日に初めて顔を合わせるスタッフ(誰だよこいつら…って思ってましたね…笑)とあいさつもそこそこに黙々と準備。
オープン前の5日間は、着替え用の箱や収納を組み上げ、ベッドを組み立て、掃除をし、洗濯機を設置して、タオルや着替えを畳み…そういう準備をしながらも施術の練習など、とにかくガムシャラだったのを、昨日の事のように思い出します。
息子という「ひとつの生命」を抱え…。
また「鶴見」という全く知らない新しい街で、また新しい施術を覚えて…全く新しいライフスタイルにワクワクして胸踊るどころか…。
本音を言うと…ただただ、不安でした。
鶴見…どこだよココ…って感じでした(苦笑)。
と同時に、どこかでホッともしていた自分もいました。
「なんとか、がんばれば…しばらくはメシ食えるかな」
「嫁さんをひとまず安心させられる」
って、ずっと思ってました。
色んなことがありましたね。
オープン当初は当然ながらオープンしたことを知ってもらうために、ただひたすらチラシ付きポケットテイッシュを配りました。
スタッフのみんなは、そんな面倒くさいことしたくないって嫌がっていた中、独りでモヤモヤしてました。
「知ってもらわなきゃ意味ねーだろ!」って(笑)。
また、初期は店舗ルールが理解しきれず、曖昧でしたから順番で誤解・勘違いが生じて、スタッフ同士でトラブった事もたくさんあったし、なぜか比較的自分勝手な人が多くて(苦笑)一気にまとめて辞めちゃったり、私自身が悪い意味でいい加減でしたから、迷惑かけちゃった事も多々あって正直メチャクチャだったんですけど…。
今になってみれば、すべていい思い出であり同時に、大事な教訓にもなっています。
これ以上、妙なトラブルが起きないように…とルールを明確にしたり、分かりやすい人数早見表を作ったのも、いい思い出。そういう意味では、お店を創り上げ、維持し続ける大変さ、自分勝手な事はしちゃいけないな…という当たり前のことを改めて実感させられました。
また、屋上でヒマさえあればキセルを燻らせてたものです(笑)。
仕事の日はこの風景を初めに来た日から毎日と言っていいほど、必ず見つめていました。
3階の美容師のお兄さんやお姉さんと喋ってたり、7階の個室ビデオ屋さんの店員さんと話したり、ビルオーナーさんと仲良くなったり…。
良い時も悪い時も一見、このなんて事のない風景に毎日、励まされていたような、そんな気がしていました。
お気に入りの、好きな場所でした。
他にも色んな事がありましたね。
ココではかけない事、色々。
コレは…なにかお祓いした方がいいんじゃないかと真剣に考えました(笑)。
結局、運を良くするには掃除を徹底的にやった方がいいと閃き、昔の経験を最大限活かして独りで仕事中も仕事終わりも徹底的に掃除しました。
その結果、カラダの調子が良くなり、ステキな人材も入って来たという奇跡も経験させてもらいました。
掃除をすると、空間も人間も気分良いんだなぁ…っていうのが初めてわかりましたし、掃除・片付けをマメにしないといけないんだなぁ…って改めて自覚しました。
施術のレベルも、相当鍛えさせてもらいました。色んなお客様が居て、文字通り、本当にお客様から学ばせて頂きました。
この場所を辞めてから突き詰めて考えたんですが…今思えば…。
「ココで働いている人達はこの店舗で、どうしていきたいか?」
「どうしたら、一昨日より、昨日よりみんなでより良くなっていくか?」
「ウチはこういうスタンスで行きましょうよ」
…といういうような方向性と共通認識が明確じゃない状態で始めた結果、色んな事が起きてしまったのかなぁ…と。
定期的に自分たちの考えをシェアリングしたり、しっかりミーティング出来ればばもっと良い環境創りが出来たかも…と、反省しきりです。
まーぁ、当初はがんばって、来る客来る客、ほぐしまくってやるぞ、なんせ達人なんだから…なんて、ガキ染みた事を思いながら息巻いて一所懸命やってましたが…。
結局は地元をはじめとする、お客様に支えてもらっていた、メシ食わせてもらっていたんだなぁ…ってつくづく、思いました。
この場所には、感謝しています。
良い修行を積ませて頂きました。
本当に、本当に。
ありがとうございました。